デザイン素人のための、デザイン発注のポイント

こんにちは!ディレクターの古澤です。

みなさん、ポスターやwebサイトなど、何かしらデザインを依頼するときに困った経験はありませんか?
デザインを依頼した時に必ず受ける質問…そう…


「どういったデザインをご希望ですか?」


既に会議なんかで方向性がしっかり決まっていて、「海が見えるのがウリなんで、海をモチーフに。夏がメインシーズンなのでリゾート感を出して賑やかな雰囲気に」…なんて言えたら良いのですが、そこまでしっかり決まっていることはなかなか無いと思います。

だからと言って、高いお金を払ってプロのデザイナーに依頼しているのですから、適当に依頼する訳にもいきません。


「デザインのことなんて詳しくないから、何て依頼したら良いか分からない」
「依頼時に変なことを言って、自分(担当者)の責任になったら嫌だな」


そう思っているデザイン素人のアナタ!
大丈夫です!ポイントさえ押さえれば、デザインの依頼は怖くなんてありません。


なぜデザインの依頼は難しいのか?

そもそもデザイン素人にとって、デザインの依頼はなぜ難しいのでしょう?
答えは単純、「デザインの知識が無いから」です。


デザインの知識があると、デザインの説明が出来ます。
例えば、植樹の活動を紹介するポスターのデザインを依頼する場合…
「ベージュをベースカラーに、メインは葉っぱをイメージした緑、全体的にアースカラーでにしてください。背景などに土っぽいテクスチャも使ってほしいです。フォントは丸っこく手書き風のもので、全体的な雰囲気としては、やさしさ、親近感、暖かさなどを表現してください」
みたいな感じで言えるのが、デザインの知識がある人です。


デザインの知識があると、頭に浮かんでいるイメージを具体的な「色・形」で説明することが出来るので、「こういうデザインにしてください」の説明も言えるんです。


デザイン素人が依頼する時のポイント

一方、デザインの知識なんて無い、デザイン素人。
デザイン素人の場合、実は、無理して「色・形」で説明する必要なんて無いんです!


色・形の具体的な言葉ではなく、概念・キーワードを使って依頼しよう!

具体的な色・形を言う前に、「こういう雰囲気にしたい」といった概念を、言葉やキーワードで表してみましょう。
「落ち着いていて、信頼出来る雰囲気」「高級感・特別感」「賑やか・お祭り・夏」などなど…


デザインというものはあくまでも、「依頼者がデザインを通して伝えたいこと」が前提にあって、それを色や形で効果的に伝える手段でしかありません。
伝えたい内容が違えば、当然、効果的に伝える為の色や形も変わって来ます。


効果的に伝える為にどういう色・形をチョイスすれば良いか、の知識はデザイナーが持っていますから、あなたが「依頼者の伝えたい事」さえしっかり依頼時に伝えられれば、デザイナーが効果的なデザインに仕上げてくれるはずです。


ちなみに、「デザイン素人は色・形の指定をしない方がいいの?」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
「依頼者の伝えたい事」が最も重要で、「色・形」はあくまでその次、ということだけ忘れなければOKです!


まとめ

デザイン素人がデザインを依頼する時は、具体的な色・形を指定するよりも、「こういう雰囲気にしたい」の概念を言葉やキーワードで伝えましょう!


大阪で働くウェブディレクターのブログ

大阪のウェブ制作会社で働く、ウェブディレクターのブログです。業界・市場動向や、アクセシビリティ、UI/UXなどの情報を配信していきます。

0コメント

  • 1000 / 1000